もし「さあ、もっと声を出して」と言われたらどうしますか?「大きい声を出そうとする」のがほとんどの方の反応になります。
文字どおり「声を外に出す」のがしたいことですが、声にははっきりとした正体がないので、発声練習をする時などはもちろんですが、理解をするのにはそれなりの難しさがあります。
それに声の出方は、その時々の気の持ちようによっても大きく影響します。怖い時には「震え上がって」声が出なくなります。怒った時には自然に大きな声が出ます。心や身体がリラックスしている時には無理のないよく響く大きくて良い声が出てきます。
声は筋肉を使って発声するものですので、その発声の時に使っている筋肉を上手に使えば身体を鍛えるのと同じように声も鍛えることができるということになります。
私たちが生活している環境にはいつも様々な音が鳴っています。
その中には生きたものが発する音の一部、人間でいえば声という音も環境の中で鳴っています。
声そのものは、ほとんどの場合、会話に使われていることが多く、それは生活するうえではなくてはならない音です。
しかもこの音は全世界の国々でいろいろな言葉や表現によって種別かされ、それらは、地域やそこに住んでいる個々によってさらに異なったものとなります。
たとえば、日本語と英語だけを取ってみても、その発声方法や表現など、普通に聞いていてもそれぞれに違うということは、誰にでも分かります。
声そのものが結果的に正しい声であったとしても、その出し方には異なるものがあるので、ある部分の声の出し方だけを、決められた一つの基本内容によって統一しようとするのは困難とも言えるので、そのものに合わせた方法で基本をまとめるしかないのです。
通常、生まれたばかりの赤ちゃんは、男女やどこの国という制限もなく、みんな同じ方法で呼吸し、声を出しています。
それが時を重ね、また、生活環境によってその声の出し方が変化してしまいます。生まれた時のような声の出し方で成長していければ問題ないのですが、やはりその後の生活環境の影響は避けられません。
理想的な声になるには、生まれたばかりの一番初めの呼吸法と発声法に戻すことが一番好ましいことと言えます。これは非常に簡単なようで難しい課題です。
自然の状態に戻すためのトレーニングや指導を受けないと戻すことができないというのは皮肉なことです。
世の中、音が絶えず鳴っています。少なくとも人間の声という音も自然の音として鳴るように、そしてそれが自然界に受け入れられるようにしたいですね。
それはこの自然界(地球の環境)に対しても同じことが言えるのではないかと感じました。
長く自己紹介させていただきましたが、声というのは鍛えれば良い声が出ますし、鍛えなければどんどん声が出にくくなってしまうものです。
当スタジオは基本の発声方法から応用に至るまでしっかりとレッスンをさせていただきます。目的やきっかけは些細なもので大丈夫です。
当スタジオで自分の声をもっと自信のあるものにしてみませんか!?