[口の開け方]
ポップスでは指2本分の口を開けます。しかし開けるのに力でいっぱい開けるのは、そこに緊張が出てきてしまうのでマイナスです。頬の筋肉を弛め、下顎の力を抜いて下顎と唇が一体になって、下へ下がるように開けます。
[ポイントとチェック]
口を開けるスピードが早すぎないか?
力で開けると早くなります。
開いたときに下顎が固い感じになっていないか?
ゆっくり力を抜きながら開けるとよいです。
下唇が歯に巻き込んでいないか?
これは顎の骨に力を入れて開くため、なお唇も固いので巻き込んでしまいます。
口を開け過ぎていないか?
ただ開ければ良いというものでもなく、微妙な感じが音楽には必要になります。
口の開け方は、クラシックでは3本ですが、ポップスは2本で良く、ある種の演歌はあまり開けない方が良いと言われています。いづれにせよ、口を開ける時の力の入れ方によって声の出方が変わってきますので、腹式呼吸と発声方法の練習と同様に重ねて練習していきたいですね。顎関節症の方もかなりの確率でおられるので、その点も考慮しながらレッスンを行っていきたいです。
よろしくお願い致します。