お知らせ

探り弾きというのは、楽譜も無いまま、自分の頭の中にある音をピアノやキーボードなどの鍵盤の音の中から、そのあてはまる音を選び出すことです。

音程が良くない歌とは・・・。さらに息を吸う音をレコーディングで歌手に強要する結果のCDもあります。以前「吸気(息継ぎ)の音が入る歌は上手い歌だよ。」と受講生の方がレコーディングのディレクターに言われたこともありました。「吸気(息継ぎ)の音がその歌の雰囲気を引き出す。」と言ってしまえばそれまでですが、通常吸気(息継ぎ)の音がするのは腹式呼吸ではなく胸式呼吸を多く使っていることの証明となり、同時に安定した音程が保てなくなる原因でもあるので、吸気(息継ぎ)の入る歌い方はお勧めできません。

音程が良くないパターンとしては、
1.各音のスタート音がフラットする。
2.各音のスタートは合っているとしてもすぐ各音を延ばす間にフラットする。
3.各音がフラットなのにそのまま持続してしまう。
が代表的なパターンになります。

本来ならば音というのは各音のスタート部分が純粋音よりやや高めが良いので、ボーカルはこの方法が標準と考えるべきなのです。弦楽器ではビブラートをつけるのが標準です。管楽器でも息の関係でビブラートがつきます。ビブラートで純音よりやや高めの共鳴がつき、音が明るくなる効果が出ます。ならばボーカルでもこうあるのが、明るい声と感じられ、この上に喉開けで胸部共鳴が入ると太くボリュームのある声になります。

音程が良くないパターンを改善する方法としては、まずは「探り弾き」が有効です。本人は認識していなくても歌以外の楽器の音は平均律十二音による音を聞いて育ってきているのですが、無意識のままでは今まで聞いている音と微妙に違う微分音は容易に認識できないので、この音程が外れている音に対して、十二音に置き換えて再認識しないと安定した音程で歌うのは難しくなります。だから「探り弾き」が重要になってきます。これをすると、今までの音とそれに対する正しい音の差を認識することができます。

完全にできなくても、徐々に音程が安定してくるようになります。それと並行して「腹式呼吸率を多くして歌う。」ことにも心がけましょう。更なる音程の安定が望めますよ。