お知らせ

正しいビブラートは簡単に言えば横隔膜に声が共鳴してできる現象です。

一般の人が言うビブラートには色々あります。音程が上下すればビブラートと思われているのでしょう。その方法は1.単純に音程を変化させている方法。2.ロングトーンに入って支えを弛める方法。この場合は波が下向きになり、揺れが細かくなります。3.チリメンビブラートになっている例もあります。
ここではこの3つの方法は対象にしません。

対象となるのは最初に書いた正しいビブラートのことです。

音程を支えるために必要な横隔膜の緊張は絶対に必要です。緊張がぴったりだけの場合はややフラットで抜け方も少なく「白声」といわれる声です。
ぴったりよりやや支えが強くなると共鳴もつき、抜けて艶のある声になり、ビブラートがつきます。

レッスンの受講生で、感がよく器用な方は最初から自然にできている場合がありますが、一般の全ての方ができているわけではないので、ビブラートのための練習は重要です。これはある時に突然出来るようになることもありますが、正しい方法で、できるまでには感と期間が必要です。

ただし、わりと多くの方が声を出し過ぎることを癖にしている面があります。それは発音と続いて出た声をそのままにしていれば良いのに、別の発声の声で長さの分を塗りつぶそうとしてしまいます。
この状態 (歌い方) を私は「後押し」と名付けています。

最近のヒッブホップ系ではプロデューサーやディレクターが「後押し」をわざわざ指導していることがあります。この「後押し」をあまり重視しすぎてしまうと支えも下がってしまい、次のブレスは胸式になってしまいます。

これは単に指導するだけでなく、正しいチェックと基礎 (呼吸・発声) に基づいた丹念な指導が必要であると言えます。
しかも、このための指導をするのには、受講する方の呼吸・支え・発声が確実になっていることが条件にもなりますので、まずはボイストレーニングによる基本の組み立てをしましょう。

ビブラートをするには、ブレス・支え・発声が確実になっていることが条件になります。